アルミ缶のリサイクルの方法や問題点、環境への影響や、そのコストなどについての情報。また、スイスでのアルミ缶のリサイクル率や大阪での現状、値段や協会についてなどの情報も一緒にまとめているのでご覧ください。
アルミ缶のリサイクル方法はどういうものかというと、回収されて集められたアルミ缶をスクラップで押しつぶしてひとかたまりにします。このひとかたまりを、高温で溶かしたのちに再度固めて、再生のための地金にします。あとは薄く延ばしてまた使えるようになるのです。
アルミ缶のリサイクルでは、またアルミ缶に生まれ変わることが6割と多いのですが、4割については家電や車の部品、アルミサッシなどにも使われています。そして、アルミ缶のリサイクルで作られるアルミ缶は、ボーキサイトから新品を作るより、97%減のエネルギーで作ることができるとかなり省エネ。
コストについては、アルミ缶は非常に優秀でスチール缶の500ミリリットル1本2.26円に対し、アルミ缶は0.21円。ペットボトルは同じ500ミリリットルで5.42円ですから、アルミ缶のリサイクルコストは非常に低いことがよくわかりますね。
再生させるのが容易なことから、大阪などではアルミ缶を回収するだけでなく買取をしている業者も多いようですね。
アルミ缶のリサイクルについては、前述の通り非常に低コストで再生できることから環境にとても良い素材であるといわれています。何度でも生まれ変わるなら、それはとても環境にも良いですよね。アルミ缶リサイクル協会ではアルミ缶をきちんとリサイクルしましょうと常に呼びかけています。
では、優秀なアルミ缶のリサイクルに問題点はあるのでしょうか?実は問題点はアルミ缶のリサイクルではなく、アルミ缶を新しく作り出すときにあるのです。アルミ缶はリサイクルする時は非常に省エネルギーですが、新しく製造する時が膨大なエネルギーを必要とするため、結果的にリサイクル時がそれだけのエネルギーで済むということなのです。
アルミ缶は「電気の缶詰」とまでいわれるほど精錬に電力を必要とし、また原材料のボーキサイトの埋蔵量も多くはありません。値段のこと、環境のこと、どちらから見てもアルミ缶はリサイクルされなければ、非常に無駄の多い高価な素材なのです。
だからこそアルミ缶リサイクル協会では口をすっぱくしてアルミ缶のリサイクルを呼びかけているのですが、日本ではまだ7割程度しか回収されていないのが現状です。10割を目指してアルミ缶のリサイクルを続けたいですね。
ヨーロッパ諸国の中でも、スイスはリサイクル技術が大変高い国です。
家庭ごみの分別に関しても細かく分類され、アルミ缶のリサイクルに関しては2003年に85~90%が再利用されました。もちろんアルミ缶のリサイクルだけでなく、紙ゴミやペットボトル、びんなどもリサイクル意識が高い国です。
スイスではデポジットのびんもスーパーなど販売店で採用されていて、他のヨーロッパ諸国もスイスに注目しています。